
介護のために家をリフォームすることは、介護する側にとっても、介護される側にとっても快適な生活を叶えることができる可能性を高めます。
また、リフォームはそれぞれの状況に適した計画に加えて、将来的な設計も忘れてはならず、よく検討する必要があります。
今回は、家の中でもトイレにスポットを当てたリフォームについてご紹介していきます。
目次
⬜︎介護リフォームの計画を立てるときの注意点
介護リフォームを行うと、家の中を安全に移動できるようにして、被介護者自身ができることを増やし、本人の自立心を保つことにつながります。
さらに、忘れてはならないのが「介護者の視点」で、介護者の存在があって初めて在宅介護は成立するのです。
例えば、車椅子の方が快適に使用できるトイレにするという目的のもと、広いスペースを確保したリフォームを行ったとします。
その場合、汚れてしまったときのトイレを掃除する介護者の視点が抜けていると、必要以上のスペースのトイレとなってしまい、介護者の負担が大きくなってしまいかねません。
車椅子の方が快適に使えて、かつ、掃除しやすいトイレというのが、介護リフォームの理想ではないでしょうか。
⬜︎車椅子の方も快適に利用できるトイレのために考えるべきポイント
*身体状況と将来性
介護者の手助けがあればトイレのために車椅子から歩ける人、車椅子で自力歩行できる人、車椅子での移動で介護者の補助が必要な人、それぞれの方の身体状況に見合ったスペースというのは、大まかにわかっています。
ただ、今は多少歩けていても、将来の場合はもっと広いスペースが必要となる可能性もあります。
また、確保できるスペースにも限りがありますから、出入り口との位置関係の兼ね合いもポイントとなります。
それらの点を考慮したトイレのリフォームが大切です。
*手すりや便座、床の再検討
手すりは、体を支えたり、怪我につながる転倒を防いだり、重要な役割を担います。
用途によって、形状や位置が変わるため、先述した身体の状況にあった計画もポイントです。
便座や床は、清潔に保ちながらも機能的なものを選択する必要があります。
被介護者目線での細かな意見を取り入れたものも登場しているため、選択の幅はとても広がります。
⬜︎まとめ
介護者と被介護者、双方にとって有益で快適な生活を叶えてくれるトイレのリフォーム。
トイレ一つとっても、考えるべきポイントは様々です。
ぜひ、いろんな事例を取り扱ってきた業者に無料相談や見積もりをして早めの検討をされてみてはいかがでしょうか。